外科

当科では主に消化器疾患の治療を行なっています。消化器は上部消化管（食道・胃）、肝胆膵、下部消化管（結腸・直腸）と守備範囲が広いのが特徴です。佼成病院外科では、それぞれの領域の専門医が在籍しており、専門性の高い診断・治療を行なっております。また当科の特徴として低侵襲治療を積極的に進めており、手術の7割弱は患者さんに負担の少ない腹腔鏡下手術で行っています。また、創の整容性に優れる単孔式手術（お臍の創でけで行う手術法）も積極的に行なっており、虫垂炎や右結腸切除では全例単孔式手術を施行しています。また逆流性食道炎や食道アカラシアに対する腹腔鏡手術も当科の特徴で、難治性逆流性食道炎の外科治療を行なっています。また鼠径ヘルニアや腹壁瘢痕ヘルニアの腹腔強治療にも積極的に取り組んでいます。一方食道がん、肝臓癌、胆道膵臓癌など、高度な技量を要する手術も多くの経験があり、安全な手術治療を行なっています。また、2021年10月からは血管外科の専門家を迎え、専門的な診療を開始予定です。消化器疾患、血管疾患で外科治療が必要だと言われたら、我々にもご相談いただければ、侵襲度を考慮した最適な手術法をご提案いたします。