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小児泌尿器外来について

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外来のご案内

毎月第1、第3土曜日(祝日の場合は休診)

担当医:中井秀郎(自治医科大学教授 とちぎ子ども医療センター 小児泌尿器科)

小児泌尿器外来では主に腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路疾患、夜間、昼間の排尿機能異常、精巣や陰茎などの外性器の異常に関しての診療を行います。排便障害を伴う場合には小児科との連携も行っています。予約制となっておりますが、お気軽にご相談下さい。

小児泌尿器外来で取り扱う主な疾患

先天性水腎症

尿は腎臓で作られ、尿管・膀胱・尿道を通して体外に排泄されますが、これらの経路に何らかの通過障害が生じ、尿が停滞するために腎臓が腫れる状態を水腎症といいます。
小児に多くみられる水腎症は生まれつき腎臓から尿管に移る部分(腎盂尿管移行部)の流れが悪いことによる水腎症が最も多く、尿管から膀胱に移る部分(尿管膀胱移行部) が原因となることもあります。頻度は800加羅1500人に1人といわれ、男児に多く、左側の腎臓に多いのも特徴です。半数以上は胎児超音波や乳幼児検診で偶然見つかることが多く、その他尿路感染症や腹痛、血尿、蛋白尿などで発見されることもあります。
基本的に定期的な超音波検査で経過観察を行いますが、高度な水腎症の場合には腎機能の低下がないか核医学検査を行うこともあります。
多くは3歳頃までに自然軽快しますが、水腎症が急激に悪化する場合や腎機能の低下がみられる場合や腹痛を伴う場合には、手術が必要となります。

膀胱尿管逆流

膀胱にたまった尿が尿管・腎臓へ逆流する現象で、尿管と膀胱の接続部位の逆流防止のしくみが弱いために発生する先天性の疾患です。80-90%は尿路感染症をきっかけに発見され、尿路感染症を起こす小児の30-50%に膀胱尿管逆流が合併しているといわれています。膀胱尿管逆流にともなう腎障害は逆流性腎症と呼ばれています。逆流性腎症は小児期から若年者の末期腎障害の原因として5-6%を占めることが知られている重要な疾患です。膀胱尿管逆流は自然消失する性質があり、特に逆流の程度が低く、片方のみの場合には消失率が高いことが知られています。一方で、排尿や排便の機能発達が異常な場合は、自然消失せずに尿路感染を繰り返すため注意が必要です。当院では膀胱尿管逆流を発見するための検査として超音波検査やレントゲンによる排尿時膀胱尿道造影を行います。また、逆流性腎症を評価するための核医学検査も行うこともできます。

停留精巣

精巣は胎児期に腎臓のある付近で形成され、鼠径管というトンネルを通って陰嚢内に降りてきます。精巣が陰嚢 の中に降りてこられず,鼠径部や腹腔内に留まっている状態のことを停留精巣といいます。
停留精巣の80%は鼠径部付近に精巣を触れることができます。しかし、20%は精巣の存在自体がはっきりしません。このような場合には超音波検査や腹腔鏡検査が有用とされています。
停留精巣により妊孕性(子供を作る能力)が低下すると古くから報告されており、近年ではより早期に手術を行うことで改善するのではないかと考えられています。また、精巣腫瘍のリスクが高くなるため、早期に診断を行うことが重要です。

尿道下裂

尿は膀胱から尿道を通って出てきます。尿道が陰茎の先端まで形成されずに、陰茎の腹側(本人から見ると陰茎の裏側)におしっこの出る口がある状態を尿道下裂といいます。子供では亀頭は包皮でおおわれていることがほとんどですが、典型的な尿道下裂では、包皮が陰茎の背側にフード状に形成され、亀頭が見えています。また外尿道口の位置は亀頭に存在しますが、陰茎が下向きに曲がっている状態です。その他にも尿道の形成が不完全な場合や、陰茎の周りの皮膚の付着異常をともなう場合などがあります。 治療には手術が必要であり、成長発達に合わせて手術時期を決めていきます。

包茎

包皮口(包皮先端の尿の出口)は乳児期は小さく、亀頭は見えませんが、成長とともに幼児期頃になると、亀頭先端の外尿道口(亀頭にある尿の出口)やその周囲が見える様になります。また幼児期頃までは亀頭と包皮は生理的に癒着しており、成長とともに徐々にとれていきます。無症状の場合は生理的包茎と呼ばれ、治療の必要はありません。包皮には陰茎の粘膜を保護する役目もありますが、感染症や排尿障害を起こす可能性があります。そのような危険がある場合は病的包茎と呼ばれます。幼児期から学童期は不潔な手で触ると包皮炎を起こすことがあり、排尿痛を呈します。また、排尿時に包皮が水風船の様に膨らむ症状を認めることがあり、これらは病的包茎として治療が必要です。思春期頃からは、無理に包皮を剥いてしまうと包皮が戻らなくなる嵌頓包茎となる危険があり、陰茎の循環不全のために痛みや腫れをおこし、緊急治療が必要となります。包皮の炎症を繰り返し慢性化している場合は、かゆみのために無意識に陰茎を触る習慣が身についている子どももいますので、気になる場合はご相談ください。

排尿機能異常(日中のお漏らし)

排尿周期には「尿をためる」段階と、「尿を排泄する」段階があります。膀胱と膀胱出口はそれぞれ筋肉でできおり、尿をためるときには膀胱は水風船のように伸びて、出口は尿が漏れないように閉じています。逆に尿を出すときは膀胱が縮んで尿を押し出し、出口は完全に開きます。この一連の動作がうまくいかない状態のことを排尿機能異常と言います。子どもの排尿機能異常として多いのは日中のお漏らし(昼間尿失禁と言います)です。そのほかに、1日に8回以上排尿する「頻尿」や反対に3回以下しか出ない「稀尿」、お腹に力を入れて排尿する(腹圧排尿)、尿の勢いが弱いなどの症状があります。 排尿機能異常の原因は様々です。成長とともに改善する場合もおおいですが、昼間尿失禁が5歳になっても認められる場合は、何らかの治療が必要です。生活指導や行動療法を主体に治療が始まり、必要ならお薬も加えます。一般的には半年程度で治ります。尿路の形態異常や二分脊椎症などの先天性疾患が存在することが稀にあります。そのような場合は、超音波、レントゲン、M R Iなどにより排尿機能異常の原因を診断していきます。

夜尿症

5歳を過ぎても週に2−3回以上の頻度で、3ヶ月以上連続して睡眠中の尿失禁(おもらし)を認めるものを夜尿症と言います。小学校低学年では約10%、10歳児でも約5%に夜尿症があるといわれています。その後は年齢とともに徐々に自然治癒していき、成人に至るまでにほぼ全例が治癒します。男女比は約2:1で男児に多いとされています。 ご両親のどちらかに幼少期に夜尿症があった場合、約40%のお子さんに夜尿症が出現するとされていますが、明らかな原因はまだわかっていませんが、おそらくは睡眠中に反射的な排尿を起こさなくする生来の仕組みが先天的に弱い体質が関係すると思われます。そのような仕組みの発達を促すための治療を行います。稀に泌尿器科的な疾患や神経疾患、内分泌的疾患、精神疾患が原因として見つかることがあります。これらが疑われる場合には検査が必要になります。 治療は睡眠前の水分摂取の管理や睡眠リズムを整えるなどの生活習慣の見直し、排尿日誌などによる本人の意識付け、薬物療法、アラーム療法などがあります。 当院では問診、生活指導、適宜検査を行い、薬物療法やアラーム療法などお子様にあった治療を行なっていきます。小学生になっても夜尿が改善しない場合にはお気軽にご相談下さい。

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